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ラ・ラ・ラ・メディテーション

ラ・ラ・ラ・メディテーション

ハート瞑想

OSHO ハート・メディテーション


ハートは、真実へ至る無門の門だ。ヘッド:頭からハートへと向きを変えなさい。誰もが頭にひっかかっていて、首がまわらない。それだけが問題、たったひとつの問題だ。だから解決策もひとつ、それは頭からハートへ降りることだ。そうすれば問題はすべて消える。問題はすべて頭によって生み出されるからだ。頭からハートへ転じれば、たちまちすべてがひじょうにはっきりと透明になるので、どうして今までこんないろいろな問題をでっち上げてきたのか、驚くだろう。神秘はそのままだが、問題は消える。神秘は溢れているが、問題が蒸発する。そして神秘は美しい。それは解決すべきものでなく、生きられるべきものだ。


OSHOの語るハート・メディテーションの方法

シヴァいわく どんな姿勢でもよい、楽な姿勢をして、徐々に両脇のあいだに大いなる平安を満たしめよ

ひじょうに単純な方法だが、その効果は奇跡的だ。試してごらん。誰にでもできるし、危険もない。楽な姿勢で・・・・・ 最初に、楽でくつろいだ姿勢をとることだ。楽であればどんな姿勢でもよい。特定の姿勢や坐法をとらないこと。今の今、自分にとって楽な姿勢ではじめるとよい。ゆったりとした椅子に坐ってくつろいでもいい。大切なのは、からだがくつろいでいること。

からだが楽になったら、あとはあまりこだわらないこと。からだがくつろいでいると感じたなら、あとはからだのことは忘れなさい。 目を閉じて、両脇のあいだを・・・すなわち心臓の部分、胸の部分を・・・感じなさい。まず胸のあたり、両脇のあいだに、全面的な注意と気づきをむけなさい。他の部分はすべて忘れ、両脇のあいだ、ハートの部分、自分の胸のあたりが大いなる平安で満ちているのを感じるのだ。

からだがくつろげば、おのずと心のやすらぎが起こる。ハートはしずまり、くつろぎ、調和してくる。全身をわすれ、胸に注意を向け、そこがやすらかであると意識して感じれば、たちまち大いなる平安が湧き起こっている。

道には二つある。ひとつは、愛をさがすことだ。そうすれば、ときには平安を感じるだろう。だが、その道は危険だ。愛する相手が自分よりも大切になるからだ。恋人とはいえ、他人は他人だ。それなのに、あなたはある意味で相手に依存することになる。だから恋人はあなたに平安をもたらすが、常にというわけではない。そこには多くの障害や、たび重なる苦悩と不安のときがある。なぜならそれは他人が介在しているからだ。他人が介在すれば必ず妨害がある。他人とは表面でしか出会えない。そして、表面はつねにかき乱されるものだ。ほんのときたま・・・二人に何の葛藤もなく、深く愛し合っていれば・・・ほんのときたま、二人はくつろぎ、ハートは平安の光を放つだろう。

だから、この愛は、平安の一瞥にすぎず、実際には何も確実なものもなく、確固とした平安というものはない。そこからはたんなる一瞥だけで、永遠の平安は望めない。しかも、その一瞥と一瞥のあいだには、葛藤、暴力、憎しみ、怒りという深い谷間がある。

もうひとつの道は、相手よる愛を通じてでなく、じかに平安を見いだすことだ。じかに平安が見いだせれば、・・・そして、これこそがその方法なのだが・・・あなたの生は愛で満たされる。だが、その愛の質は以前のものとは次元がちがう。それは所有的なものでなく、特定の人に中心を置いてない。それは誰にも従属せず、また誰をも従属させない。このような愛は、ひとつの慈愛、慈悲心、深い共感となる。

そうなると、誰ひとり・・・恋人でさえ・・・あなた自身を妨害することはできない。平安はすでに根づき、あなたの愛は内なる平安の影としてあらわれるようになる。全体が逆転するのだ。だからブッダは愛深いが、その愛は苦悩ではない。ところがあなたときたら、愛すれば苦しみ、愛さなくても苦しむ。愛さなければ愛の不在に苦しみ、愛すれば愛の臨在に苦しむ。そうなるとあなたは表面的であり、何をしようとつかの間の満足しかもたらしえない。そしてふたたび暗い谷間だ。

ハートとは、もともとの平安の源泉だ。だから、特別に何かをつくり出しているのではなく、あなたはもともとの源に戻るにすぎない。ハートが平安で満たされているという想像は、それに気づくために役立つ。別にこの想像が平安をつくりだすわけではない。

試してごらん・・両脇のあいだに、平安が満ち、それが自分自身の中心、心臓の中枢にひろがってゆくのがわかれば、世界は幻のようにみえるだろう。それは、あなたが瞑想に入っているというしるしだ。そのとき世界は幻のように見え、幻のように感じられる。だからといって、世界を幻だなどと考えてはならないし、その必要もない。

-OSHO-


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